呼吸法とイマココ - ウズマキさんちのレシピ

アレクサンダー・テクニークってなんだ？

以前からの知人である本山さんと、よく身体観について話していたのですが、そのときから「なんか同じことを言ってるのかも」と感じることが多かったのです。そんなこともあって、5月6月と集中して計10回にわたってアレクサンダー・テクニークの指導を彼女にお願いしました。

アレクサンダー・テクニークってなんだ？ウィキペディアから引用しますね。

アレクサンダー・テクニーク（Alexander Technique）とは、身体がどのように動き、どのように感じるかについての気づき（アウェアネス）を高めることによって、自己についての学びを深め、身体を再教育することを目指す心身技法である。

頭-首-背中の関係に注目することに特徴がある。一般には、背中や腰の痛みの原因を改善、事故後のリハビリテーション、呼吸法の改善、楽器演奏法、発声法や演技を妨げる癖の改善などに用いられることがある。

アレクサンダー・テクニークというのは、自分の身体の自由度を感じたり、それに気付いたりすることで、その人本来のパフォーマンス能力を開花させる。あくまでも指導を受ける本人の気づきが大切だというのがわかりました。

そのために、無意識だったところへ新たな視点を提示したり、動作に合わせてさらに発展できるイメージを持たせたり、解剖学的な理解を深めることで身体の使い方に変化を与えたり。様々なアプローチをしてくれました。

スーハーを1時間繰り返していままで気付かなかったことに気付く

一番面白かったのは呼吸法です。

私が普段取り入れている呼吸法で、どうも気になる点があったのですが、それを先に伝えておき、実際に呼吸法を実践している傍からアドバイスをいただいていく･･･という感じで進めてもらいました。

呼吸法は、普段から丁寧に行うよう気をつけているので、これ以上どういうアドバイスがもらえるのかしらと思いましたけど、やってみて本当に驚きましたね。「呼吸法とはこういうもの」「こうするもの」「こうあるもの」自分の偏った視点があることに気付きました。今まで見えていなかったところがあることに気付いたんですよ。たまげましたね。

ではこうしたらどうかな、こんなのもありかな･･･と試すうちに、私が呼吸法で大切にしたかったこと、つまり「何のために行うのか」がわかるようになってきました。

そうやってすーはーしながらやっているうちにあっという間に1時間が経っていました笑。一日24時間のうち1時間も呼吸のことだけに時間を使ったことがありますか？

まだ完ぺきではないのですが、呼吸を通して「まだ見えていないものがある」という、考えてみたらめっちゃくちゃ当たり前のことに気付きました。あの指導以来、呼吸法はさらに（肉体的にも）広がりをみせています。