上半身の疲れが抜けない方へ～ゆるめるための呼吸のしかた～

独自の勉強によって知識や気づきを得ることも大切だし実際にそうしています。けれど講師から教わるというのは頭の中に新しい土地を開拓するような、まだ見たことのない方面へのガイドをしてもらうような、時間をかければもしかしたら自力でも得られるものかもしれないけれど、整理されたマップを一気にダウンロードできる点でとっても合理的だと思いました。

初めていく土地を案内してもらうように、今までかかわりがなく意識になかった場所の詳細や魅力が見えてくる。そこで私だったらこれをしよう、ここへ行こう、そんなプランが湧いてくる。

こうして世界の広がりを感じると、同時に「まだ知らないところがいっぱいあるんだ」ということもわかってくる。そのどちらもあわせて「おもしろいな」と素直に感じるしすでにまだ知らない世界を受け入れていることにも気づきます。

さて。府中市では大國魂神社で商工祭りというのが毎年開催されて、府中市内の人だけでなく市外からもたくさんの人が集まります。私はハンドトリートメントで加わらせてもらいました。濃ピンクのＴシャツ、普段着ない色なので我ながら二度見しちゃいますね。

上半身の疲れ、肩や首周りの疲れが強い方のお話をうかがうと、「仕事柄体を使うからね」「デスクワークだからねえ」と答えが返ってきます。確かにそのとおり！緊張する姿勢を続けなくてはいけない、筋肉を使う頻度が多ければ疲れますね。

でもどうして同じ職場のあの人はなんてことないのに、あなたの体は疲れが抜けないんだろう？考えたことはありますか？

仕事をしているといっても、24時間休むことなく動いているわけではありませんよね。仕事が終わっても家事がある育児がある。でも一睡もできない程ではないでしょう。

人の体って、オンとオフがあります。交感神経と副交感神経と言い換えることもできます。さあここはがんばりどころというときには体はオンの状態になります。一時的に血液が体感に集中して呼吸は浅くなり筋肉が緊張します。反対にふう一息つきましょうというときには、体はオフになり血液は体の末端まで行きわたります。呼吸が深くなって筋肉が緩み、回復モードに切り替わります。

このオンとオフの切り替えがうまくいっていないのです。ずっとオンになりっぱなし。休んでいると思っていても、頭の中がせわしなかったり、全く空腹を感じなくなったりする。ゆったり過ごしているつもりが、よく振り返ると「じっとしている」だけで固まった緊張状態のままでいる。ハンドトリートメントのときにお話しした方に聞いてみましたが、「休みの時間にも、次に何をしようかいつも考えていて気が休まらない」とか「気が付くと息を止めて作業している」なんて答えがありました。

そんな方には「呼吸を使って体をリラックスさせる方法」をすすめます。浅くなりがちな呼吸を意識して深くとるところから、体をゆるめる方法です。

【呼吸を使って体をリラックスさせる方法】

①ベッドに仰向けになる、または椅子の背もたれに寄りかかり、体重を預けます。

②鼻から息を吸い込み、口からゆっくりと息を吐く。これを繰り返します。

③心が静かになるのを待って、一か所ずつ意識してリラックスさせていきます。

・首の力を抜いてふにゃふにゃリラックスしましょう。

・両肩の力を抜いてふにゃふにゃとリラックスしましょう。

・胸の力を抜いてふにゃふにゃとリラックスさせましょう。

・背中の力を抜いてふにゃふにゃとリラックスさせましょう。

・お腹の力を抜いてふにゃふにゃとリラックスさせましょう。

④体の力が抜けたのを確認して、できたら5分ほどこのまま呼吸を続けます。

コツは「呼吸と体だけに心を集中する」ことです。考え事はいったん横に置いておきましょう。体をかちっと固定する必要はありません。ゆらゆらーっと体が自然に動くようであればそれにまかせます。

一か所でも体の力を抜くことができると、それまで無意識に体が緊張していた（それが普通だった）ことに気付きます。ほんの少し時間をとって、呼吸と体に意識を集中させてゆるめる。これを取り入れてみてください(*´ω｀*)

 ありがとうございました！不慣れながらもＬＩＮＥ＠友達募集しています。